Dr.コバヤシの 歯ごたえのある話[3]

口の癖

昔から「無くて七癖」といいますが、お口の中は人それぞれいろいろな癖があります。 唇を閉じて何もしていないとき、みなさんの上と下の歯は触っていますか? それとも離れていますか? 実は食事のとき以外、私たちの歯は離れているのが本来なのです。上下の歯をずっと噛み合わせたままにしていると、お口の健康の邪魔となるダメージを与えてしまいます。 

例えば、みなさんもご存じの歯ぎしり。ギリギリと独特の嫌な音を想像される方も多いと思いますが、半数以上の人はくいしばりも含めて音がしないのです。一度大きめの鏡をもって、下の歯の内側を見てください。固い盛り上がりがありませんか? もしあれば、一度歯医者さんで受診することをお勧めします。よい歯ぎしりか悪い歯ぎしりか、診てもらってください。 

日ごろから肩こりがひどい人、よく歯の被せもの・詰めものが外れやすい人は、原因のひとつに歯の噛み合わせが考えられます。目の留まる場所に「歯を離して!」「力を抜いて!」などと記した紙を貼っておきましょう。ふと目にしたとき、リラックスするきっかけにもなりますよ。 

Dr.コバヤシ(小林歯科医院 小林孝次) 高森町下市田2940 ☎0265-35-2316

笑顔になれば、歯も離れる